2020-04-25

新任プロデューサーが語る。 コロナ渦でテレワークだからこそ考える「バラエティ番組」の役割

“お笑い”大好き!よゐこ濱口優とドランクドラゴン鈴木拓がMCの番組「濱口女子大学」新任プロデューサーの苦悩

“お笑い”大好き!新任プロデューサーの苦悩

 

「大変な状況の中で、番組のプロデューサーを引き継いだものだ…」

テレビ大阪東京支社のコンテンツセンター所属で、

2020年4月から「濱口女子大学」を担当する

与十田孝輔は気を引き締めている。

 

4月はテレビ局にとって、番組の改編期。

プロデューサーやディレクターはじめ、

スタッフ交代なども頻繁に行われるタイミングではある。

ただ、緊急事態宣言が出された今は、

まさにこれまでにない特殊な状況下。

この時期にレギュラー番組を引継いだプロデューサーの苦悩は

想像に難くない。

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにも

原則としてテレワークで作業することは社会的な責任だ。

 

企画内容や編集確認など、

プロデューサー業務は

電話・メールをメインにして進めている。

 

ただ番組を引き継いでまもなくで

決して円滑にコミュニケーションができているとは言えない。

 

 

ずっと大好きだった「お笑い」「芸人さん」、

そして「バラエティ番組」の世界。

 

新型コロナウイルスによる感染拡大が続く中、

外でのロケはもちろん、収録でも対応は難しい。

 

ただそんな状況だからこそ、深く考えることができる。

テレビ局の役割はどこにあるのか?

中でも大好きな「バラエティ番組」を

今後どのように制作していけばいいのか?

果たして自分たちに何ができるのか

番組プロデューサーとして、今、改めて、自問自答している。

 

深夜バラエティ番組「濱口女子大学」のリニューアル

2020年4月からのリニューアルで

「濱口女子大学」は新しい取り組みに挑戦している。

若者に人気の「17Live」に着目。

ただ紹介するだけでなく、ロケ現場で

ドランクドラゴンの鈴木拓がメインとなり、ライブ配信。

そのやりとりを放送でも取り上げる形だ。

与十田孝輔プロデューサーは、この企画には

明確な狙いがあると分析する。

 「この企画は私が番組を引き継ぐ以前から検討されていましたが、とにかく番組を見てもらい、知ってもらうために、若い人たちに流行しているものを取り入れた点が特徴で、番組としても楽しい仕上がりでした。今後は、実際に担当者様にもロケにお越し頂いてコラボレーションするなどの取り組みも考えられます。認知度上昇につながる企画へのチャレンジは続けたいと思います」

人との接触を減らすことが求められている現状、

「配信」によるコミュニケーションは、さらに需要が高まっている。

「テレビ番組と配信の融合」…

それは今のテレビ業界にとって大きな課題のひとつ。

バラエティ番組を制作していく上で

今回の企画が試金石になる可能性もある。

報道記者・WBS担当を経て制作ディレクターへ

「笑いの本場」大阪出身の与十田孝輔は、

大学時代に、一時、お笑い芸人を目指したこともある。

まさに“生粋のお笑い”好き。

在阪テレビ局への入社を決めたのも、自然な流れだった。

 

入社後、すぐに配属されたのは報道部で、

主に、事件や裁判、行政などのニュースを担当した。

テレビ東京への出向も経験し、

「ワールドビジネスサテライト」の制作にも関わった。

 

その後、入社時から希望していた制作部へ異動。

故やしきたかじんさんの番組「たかじんNOマネー」、

三田村邦彦さんがメインMCの「おとな旅あるき旅」

池上彰さんの「世界を知れば大阪が変わるニュースショー」

さらにテレビ東京系列の全国ネット番組「和風総本家」など

テレビ大阪が制作する主要な番組に、数多く携わってきた。

テレビ激動の時代に注目される“コンテンツビジネス”

テレビ業界は、激動の時代を迎えていると言われて久しい。

2019年には、インターネット広告費が初めてテレビの広告費を上回り、

CM収入に依存してきたそのビジネスモデルには変革が求められている。

 

テレビ局にとっては、いわゆる“放送外収入”の確保が喫緊の課題で

テレビ大阪では、コンテンツセンターが、その中核的な役割を担う部署だ。

ドラマ、アニメ、映画などへの出資。

海外・国内への番組販売や関連グッズの販売など、

その業務は多岐に渡っている。

 

4月に新しくコンテンツセンターの所属となった与十田プロデューサーは

新しい部署でのチャレンジに意欲的だ。

「テレビ大阪らしさを念頭に置き、知恵を絞って既存・新規のコンテンツで稼ぐ、というイメージです。少数精鋭で番組・ドラマ・アニメ・映画・番販…と多岐に渡る業務を担当。自分としても多くの経験を積める部署だと感じています。」

「芸人愛」は最高!でも制限だらけのバラエティ番組

新しい部署でのチャレンジが始まった与十田プロデューサーにとっての

最初の仕事が「濱口女子大学」の新展開だった。

初めてロケに立ち合い、感じたことがある。

「MCのよゐこ濱口優さんは、お名前の通り優しい印象。ドランクドラゴンの鈴木拓さんは、炎上芸人とも言われていますが、実はとても丁寧な方でした。ほかの出演者の皆様も、楽しい雰囲気を作ろうとしてくださっていると感じました。現場からは、面白い番組を作るというオーラが見えました。また、よくあるゴールデンなどの番組と違い、スタッフの芸人愛がとても強いと感じました」

一方で、これまで関わっってきた番組と比較すると

「放送枠も深夜」で、かつ「制作予算も限界に近いくらい安い」。

さらに番組自体でのビジネス化を目指す“製作委員会形式”で

制作されているため、出資各社との連携も不可欠だ。

 

それに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大が続く状況下。

まさに制限だらけの中で、

制限だらけの番組を引き継いだことになる。

今こそ“バラエティ番組”の放送が必要だ!

これまでに携わったバラエティ番組で

与十田プロデューサーは、“演出の線引き”について

悩んだ経験を持つ。

「コンプライアンス問題」と、時に対になる「過剰な演出」。

おそらくバラエティ番組の制作に関わるスタッフは

皆が悩んでいる課題だろう。

 

バラエティ番組は、視聴者に何を届けるべきなのか?

演出はどこまで許されるのか?

 

 

「少なくともテレビ大阪の中では、誰よりも“お笑い・芸人さん”の世界を愛していると自負している」と言う与十田プロデューサー。

 

どこまで許されるのか「演出の線引き」は

今でも明確にはわからない。

ただ信じていることがある

自身にとってもそうだったように

バラエティ番組はやはり必要なのだ。

 

 

収録やロケがこれまで通りにできるようになるのは

いつなのかは、誰にもわからない。

ただ、配信を使った新しい番組作りなど

制限があるからこそ、

チャレンジできる企画があるかも知れない。

 

暗いニュースも多い中、

バラエティ番組を作り続けることも

テレビ局の役割のひとつ。

 

「老若男女問わず、皆が笑える番組を作りたい」

誰よりも“お笑い”を愛する与十田プロデューサーは

テレワークで業務にあたる今だからこそ、

改めてそう決意している。

「濱口女子大学~長距離バスと寝袋と鈴木拓~」

【放送日】毎週土曜日(テレビ大阪)深夜2:30~3:00

<MC> 濱口優(よゐこ)、鈴木拓(ドランクドラゴン)

番組HP:https://www.tv-osaka.co.jp/hamaguthi_womens_college/

番組Twitter:@tvo_hamajo

 

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